関岡舞美

愛媛県松山市出身
近畿大学 建築学科卒

小学生からの夢がかなって大工に!
施主さんに喜んでもらえるのが嬉しいです。

小6の頃、大好きな嵐の二宮君が出ているドラマ「涙をふいて」を見て、江口洋介が演じるめっちゃ情熱的な大工がかっこよくて、それ以来、ずっと「大工になりたい」と思い込んできて、その夢がかなって、今、大工をしています。

高校は普通科に行って、大学は大工をやるために建築学科に進学。木造についての授業は少ななかったのですが、4年生になって、木造の研究をされている村上雅英先生のゼミで学ぶ機会に恵まれました。進路相談で「大工になりたい」と先生に伝えたのですが、そんな求人はたくさんあるものではなく、多くは工務店の現場監督ぐらい。といっても、自分から積極的にあっちこちあたるわけでもない状態でいたら、恩師の村上先生が、同じゼミの先輩が言っていた宮内建築にかけあってくれて、新卒で採用してもらいました。その時点では、親方のことは知らなかったです。

宮内建築に入ってまず、手道具だけで道具箱を作らさせてもらいました。大学で電動工具を少し使ったことはあったけど、鑿(のみ)を使うのなんか初めてで、まず研ぎ方から教わり、言われるがまま、間違いのないように刻み作業をこなしていく中で、少しずつできる作業の幅を広げて行く、そんな毎日でした。ひとつひとつを「こういう世界なんや」と思いながら吸収するのに精一杯でした。

大工になって4年めの秋、初めて家づくりの取りまとめ役である「棟梁」をさせてもらいました。それまでは、先輩が墨付けしたものを刻むだけだったのが、作業場に届く木を並べて、親方に教わりながらどれをどこに使うかを決め、自分で墨付けをさせてもらうようになって、また覚えることや考えることがたくさん出てきました。と同時に、棟梁になると現場での段取りも組んでいくようになるので、一緒に作業する大工や、ほかの職人さんとの兼ね合いもみながら、自分よりもまわりの人のことを考えなければならないことを学びました。

テレビで見て憧れていた、華やかでカッコイイ建前の場面は、大工仕事のほんの一面で、ほとんどは地道な作業や調整ごとの連続。大工に対して抱いていたイメージとは大分違っていましたが、いっぱいいっぱいの毎日の中で、施主さんができる家を楽しみにしてくれている気持ちに触れたりすると「ああ、やっていてよかった!」と、思います。

作業場に入って来た木を並べて、決めて、墨付けして、刻んで、いろんな職人さんが関わって、家になるんやなーと。あたりまえですが、そんなことを肌で感じています。木に触れることや木へのこだわりももちろん大切ですが、それ以上に、施主さんによろこんでもらえることが、大工の醍醐味です。

休みの日は洗濯をしながら、gvb-0ベッドで猫といっしょに寝るのが幸せです。いずれキャットタワーも作りたいと思っています!