お知らせ

2018年1月17日

東矢倉 石場建ての家

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こじんまりとして石場建ての家です。外壁は焼杉で仕上げました。

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二階は厨子風に窓の外に細かな縦格子をとりつけました。

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一階のリビング。突き当たりに天井までの本棚と書斎テーブルを造り付けました。

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障子の割り付けが部屋の雰囲気を決めます。

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縁側が冬にはいい日だまりになります。

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二階への階段。踏み板が広く、のびりやすい勾配です。

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階段をのぼりきったところは小さな吹き抜けになっています。

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二階は部屋にはせず、ワンフロアになっています。将来的には子ども部屋に分割もできます。


天川の風が吹く家

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正面真ん中に杉の引き戸のある玄関棟と母家とが合体した外観です。

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玄関棟。美しい瓦屋根の軒を深く出しました。外回りはジョリパットでの左官仕上げで丸くしあげ、敷石には玄昌石を用いました。

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杉の引き戸を雨や陽射しから守るために、軒をしっかりと出しています。持ち出している材も壁に合わせて丸く仕上げました。

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広い玄関は外と同じ玄昌石を敷き、天井は杉の柾目の網代で仕上げました。

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リビングから、玄関を振り返ると、奥の幅広の障子の格子と、手前の階段の段々がぴったりと合っています。腕のいい建具屋さんにそのように作ってもらいました。

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リビングから2階にあがると夫婦寝室と子供部屋、1階奥には客間などに使う和室があります。

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落ち着いた雰囲気の本格的な和室です。壁は二度塗り回した聚落仕上げ。床框やヤニ松、地板は桜、床柱は建主さんのおじいさまが孫のためにととっておいた天川産の銘木です。

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襖の紙は江戸時代から伝わる板木で刷った唐長のもの。雲母が鈍く輝いています。引き手は漆塗りです。

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和室の横の日当りのいいところにある台所の脇にはノルウェーのヨツール製のスリムなストーブがあります。

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ヨツールのストーブは平面が正方形で、正面にも側面にも大きな窓がついています。火を焚くと、輻射熱で部屋全体があたたまります。

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リビングに対面する台所正面。リビング側にはクルミ製の扉だけが見えていてスッキリしています。カウンタートップは黒い人工大理石。細長いですが、真後ろに天井までのなつくりつけ収納があり、使いやすい台所です。

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リビングからガラス戸越しに外のデッキにつながっています。

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杉板のデッキ。ここも軒をしっかりと、二重に張り出しています。

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玄関方向に向かってデッキを見たところ。隣の家に接する縦張りの板壁に、通しのベンチをもうけました。人が集まって外でバーベキューをするときなどに使い手があります。

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玄関側からデッキ奥を見たところ。細い横格子を入れ、デッキから外は見えても、外からはデッキの内側が見えないようにしてあります。

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リビングの吹き抜けには、デンマークのルイス・ポールセンのライトを吊り下げました。吹き抜けの大空間を利用して、プロジェクターで大画面で映画を観ることもできます。

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2階の廊下の手すりは細い無垢の材で仕上げました。すぐ上に天窓があり、トップライトを取り込んでいます。正面つきあたりは、夫婦寝室です。

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寝室の手前に、玉杢の一枚板のテーブルをおきました。御主人のパソコンスペースとなります。

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2階突き当たりの夫婦寝室。窓からバルコニーに出ることができます。

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バルコニーから夫婦寝室を見たところ。

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トイレの脇の手洗いスペースの正面の壁は、建て主さんの希望で真っ赤に仕上げました。ルイスバラガン風です。

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1階のお風呂の手前の洗面台です。洗面台の前には大きな鏡を、上にはすっきりとした扉の収納棚をつけました。

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浴室は、壁に青森ヒバを張った、ハーフユニットバスです。

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ウッドデッキからの夜景。

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デッキの夜景。ベンチを照らす照明をつけています。

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玄関の夜景。引き戸の中心を、真上からぼんやり照らしています。


栗東六地蔵の家

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通り面からの外観。外壁は焼杉板張りです。玄関へのアプローチには黒いタイルを張りました。

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庭側にまわると、隣接する公園と庭とを望むL字型の配置となっています。

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雨などを避けるため、玄関扉は外壁から奥まったところにもうけました。玄関に至る壁と天井は節の無い青森ヒバを張りました。扉の両脇はガラスを入れ、人の気配や外の様子がうかがえるようにしてあります。

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玄関扉をあけたところ。黒い石のタイルは外から上がり框まで続いています。

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玄関を入って左手にある引き戸をあけると、壁面いっぱいの収納棚のある家族用の玄関となっています。

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上がり框から振り返って、玄関扉を見たところ。たった一枚の引き戸ですが、このように仕切りで分割されていれば、来客用玄関はいつもスッキリと保つことができます。

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玄関奥の引き戸を開けると、十字の木組みが中心にあるリビング。台所カウンターの下や奥の壁面に充実したつくりつけ棚をもうけ、収納家具を持ち込まないで済むようにしました。

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左手にまわりこむと、正面は対面キッチン、右手に二階にあがる階段があります。開放的な掃き出し窓と片流れの屋根の高窓とから光がたっぷりと入る明るいリビングです。

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リビングの真ん中にある台所。お母さんがいつも家の中心にいる配置です。

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二階に通じる階段は、あくまでも軽やかにシンプルにささら仕上げとしました。上って右手に、夫婦寝室と子供部屋があります。階段の踏み込み面は、滑りにくくするために、木目の凹凸を出した「うづくり仕上げ」にしています。

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階段の上から木組みを見る。構造耐力を保ちつつ、リズミカルな空間をつくっています。

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三方が窓で、とても明るい2階の子供部屋。18畳の空間を、子供達は走り回っています。


ピアノの蔵

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焼杉の板を張り、黒い外観にしました。左の引き戸が旦那さんの書斎の、右の二枚引き戸が奥様のピアノ教室の入口です。

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焼杉の黒、いぶし銀の瓦、漆喰の白が美しいコントラストをなしています。

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縦張りの腰板が美しい木製建具の引き戸。ピアノ教室の生徒さん達がここから出入りします。

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旦那さんの書斎。床から天井の梁までの高さの本棚がずらりと並びます。

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ピアノ教室の入口には、来客用の靴箱をつくりつけました。右手のガラス戸の入口をあけると、厨子二階の二階床を取り払い、梁を見せた吹き抜けのピアノの部屋です。

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防音、耐力壁、防寒の3つを兼ねた分厚い壁で仕切られたレッスンルーム。二重に入れたグラスウールと遮音シートボードを下地に、漆喰を刷毛引きして仕上げました。調度が入るまでは残響時間がやや長い感じでしたが、ピアノやカーテン、ソファーなどが入り、ちょうどよくなりました。音の反射がやわらかく、ピアノの先生である奥様も、大満足。

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室内楽のアンサンブルをすることもあるので、それぞれの演奏者が譜面台の楽譜を適正な明るさで見ることができるよう、あらわしになった梁に取り付けた白い照明レールに、位置を自由に動かせるスポットライトを数カ所にもうけました。壁一面には楽譜用の本棚をつくりつけています。

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一面真っ白な壁の空間に小さくあいた窓。庭の眺め四季の移ろいを楽しむことができます。

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二階へあがる梯子階段。勾配がきついので木の手すりをつけました。

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階段をのぼったところ。元からある納屋の梁が立派です。

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2階の奥から階段方向を望む。耐震補強も今回の改修の目的のひとつだったので、元の土壁の内側に板張りの内壁をつくり、小屋裏にも厚板の天井を張り、元の土壁だけでは足りない耐力を補いました。


2014年8月31日

矢島のLiblos

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片流れの屋根と焼き杉板張の黒壁が、シャープでモダンな印象の外観です。

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焼き杉のアップ。炭化した木材は、防腐性、防水性がうんと高まります。昔ながらの知恵です。

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写真左:玄関側には軒が出ていないので、吹き降りの時にも、室内に雨が入りにくくするために、亜鉛鉄板の庇を出しています。 写真右:玄関。木製の扉の両脇にガラスを配して、外から中は見えるような見えないような、中からは外の気配は分かるようにしています。

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壁一面の本棚の足元を浮かせて、格子状の地窓にしたことで、軽やかさ、明るさを確保しました。

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片流れ屋根の高いところから家じゅうに光が降り注ぎます。

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シンプルでスタイリッシュでな、ステンレス製ヘアライン仕上げのオーダーキッチン。ミーレの食洗機をビルトインできるよう作りました。

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写真左:木製の食品収納庫。壁に棚板を埋め込むことで、足をつけることなく持たせ、スペースを最大限に活かしました。 写真右:忍者屋敷のようなハッチ。1階で洗いあがった洗濯物の籠を2階のテラスに干すのに、階段を持って上がるのでなく、籠に入れ、ロープと滑車で吊るして持ち上げるという仕掛けです。

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壁一面に蔵書を納めるための本棚。図書館にあるような可動の梯子をつけて、高いところにもアクセスできるようにしました。梯子は、鉄骨屋さんと大工とのコラボで作りました。

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本棚の足元。格子越しの光がきれいです。


2014年7月7日

信楽のまあるい家

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まあるい家は完全な円ではなく、背面は円弧の弦になっています。正面から見ると、レンガタイル、木、黒い塗り壁と三層になっていますが、木の部分から上が生活階です。

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階段で家の裏側の弦にアプローチして、家に入ります。家の背面のすぐそこは、裏山になっています。

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円の中心核の部分。ピンク色の壁がまあるく弧を描きます。放射状に梁が入った上部は、家の裏側からアプローチできるロフトになっています。

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リビングダイニングからキッチンにつながる空間。大洋を航海する船室のようでもあります。

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円弧の裏側の弦の部分に、玄関があります。奥の板戸が子供部屋。その上面には、ロフトの一部を仕切って作った瞑想部屋があります。

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瞑想部屋の照明。壁に幻想的な影をもたらします。

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玄関右手の板戸をあけると、子供部屋です。壁面は空色で、板張りの天井にはお日様の形の楽しい照明をつけました。

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玄関をあがった部分に、壁面いっぱいの収納棚。円周部分はすべて窓になっていて収納はもうけられない分、円周のバックヤードにあたる弦側で収納をがんばります。写真奥、玄関左手の板戸から、キッチン裏の収納につながります。

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円弧の中には間仕切り壁はあっても、天井までは立ち上げていません。直線と曲線の木が、白壁をバックに織りなす景色が面白いです。

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所につながる扉をあけた、台所バックヤードの右手にある棚。ピンクのまあるい壁の裏側にあたるので、棚板も必然的に曲面を描きます。大工泣かせです!

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台所のバックヤード左手に洗濯機置き場。

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北側の裏山の面した下屋部分にもうけた、板の間と小上がりの畳敷きのある寝室。押し入れを作れない分、畳の下に収納をもうけました。

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水中乾燥材の美しい木肌のカウンターのあるシンプルな脱衣洗面所から、白を基調としたお風呂場へ。

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まあるい家の形状に合わせた、曲線的な浴槽を選びました。ガラス質で黒にヘアラインの入ったデザインのシャープな壁で、白い空間を引き締めます。

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階段の踏み込み面。キリンの模様に割ったタイルを不規則に割り付けました。

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タイル部分と木部との取り合い。

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外に面した窓はヒンジで外側に開放できるようになっています。

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陶芸家のご主人とご家族。


北山台のバイク乗りの家

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隅を切った角地の敷地に、まるで安土城の天守閣のような、十二角形の赤い屋根の家が建っています。

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十二角形の屋根の下は、キノコの傘の裏のよう。この土間は、大事なバイクを納める室内ガレージになっています。

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写真左:収納にもなっている箱階段をあがって、ロフトへ。小屋束の足元には、丸いお盆を巡らせ、猫が行き来したり、寝そべったりしやすくしています。サッシの向こうが、ガレージルームです。 写真右:多角形の家では、周縁部が明るく、内側がほの暗く落ち着いた感じになります。明るい書斎コーナーの内側に、吉原の見世格子を意識した、建具で仕切った夫婦のベッドルームを配しました。格子は季節に応じて開け閉めできる、無双窓になっています。 

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ロフトは趣味のお部屋。フィギュアを飾ったり、漫画に読み耽ったり、思い思いの時間を過ごします。趣味のお友達の溜まり場になっているそうです。

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小上がりは収納になっていて、飾らないフィギュアを大事にしまってあります。その上を、八角形に面取りした地棟が通っています。天井の低い感じが、隠れ家っぽくていいのです。奥の扉の向こうは・・・

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漫画収蔵庫です!3000冊を優に収納できます。

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一階奥のダイニングキッチン。料理が得意な奥さんがもっと料理に腕をふるえるようにと作ったオーダーキッチンです。キッチンとテーブルは胡桃、作業台はイチョウ。

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同居のお父様のお部屋。夫婦の生活空間とは、独立した位置どりになるよう、気を使いました。

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建て主さんが、家づくりの様子をブログで公開してくれてます。「モリタのバイクばか日記」ご覧ください。


記憶を継ぐ家:石場建て

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礎石の上に柱が直接建つ「石場建て」の家あること、縁側の建具のガラスの割り付けなど、元の家の意匠を踏襲した「記憶を継ぐ家」です。

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冬でも燦々と陽射しが降り注ぎ、太陽光の「ダイレクトゲイン」をめいっぱい得られる縁側。明るさとあたたかさをもたらしてくれます。

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大理石のカウンタートップが美しい、スタイリッシュなキッチンセットはドイツ製。北側にはめころしの窓をもうけ、壁の白さが引き立つ、明るい台所となりました。

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メイスンリーストーブのあるあたたかなリビングダイニングには、宮内建築特製の大きなテーブルが。ここが、家族の居場所の中心となっています。カウンターキッチンと、対面でつながっています。

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メンスリーストーブ。レンガが蓄熱した輻射熱の放射で、部屋に仕切られていない、一体となった広い空間をあたためます。元あった家の解体材も、薪として大切に使われています。

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漆喰塗りの白い天井に映える、小屋裏の美しい木組み。その間を、二重煙突が、家の背面で屋根へと抜けていきます。掃除しやすいように、点検口をもうけてあり、年に一回はたまった煤を払います。

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縁側から小屋裏までが一気に見渡せる、リビングの吹き抜け空間。水中乾燥材の美しい木肌の梁が重層的に直交する、開放的でダイナミックな空間となっています。

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リビング側から縁側を臨む。縁側との間にある障子は、4本レールで引き込めるようになっているので、広々とした空間が得られます。なお、ここまでの開放的なプランは、限界耐力計算にもとづいた構造設計によって実現しています。

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リビングの東に続く8畳の座敷には、床の間と二間の仏間が。「記憶を継ぐ家」の元になる家を守って来た先祖が、新しい家を見守ってくれています。

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玄関脇の土壁。丸く塗り籠めて、やわらかいあたたかい表情を出しています。

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これが石場建ての足元。柱は礎石の上に直接建ち、足固めがその柱同士を横につないでいます。


近江八幡の座敷蔵再生

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もともとは、家の財産をしまう収納庫としての蔵の一部だけが、蔵座敷として生活空間として使われていました。今回の改築で、収納部分だったスペースに、蔵座敷に住む親を介護しながら子が住めるようにしました。

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もともとは蔵戸以外には開口部のなかった蔵の1F部分に開口部をもうけ、軒を出して、庇をかけました。手前が、新しく住居として使われるようになった玄関です。

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蔵の奥の一角が、もともと蔵座敷となっていました。母屋との共通の庭に臨む蔵座敷には、隠居世代が住んでいました。

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蔵座敷部分は、庭に面する縁側まわりのサッシや軒庇に手を入れたぐらいで、もとのつくりはいじっていません。

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新しい蔵住居にかけた庇の下には、白い石を敷き詰めました。目隠しの格子の竪桟を斜めに施工したのは、目隠ししながら、光を取り込む工夫です。

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蔵を新しく住居にした部分。ガラス戸の向こうに、親が住む蔵座敷が続いています。

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蔵の一階が、明るいリビングダイニングとして生まれ変わりました。

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蔵戸から入ってすぐのところは、御影石の土間部分。建具を引き込んでしまえば、土間空間とリビングを一体の空間にもできます。

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建具を締めた状態。乳白色のガラスがはめられた建具は、外からの光をやわらかい明るさに変えてくれます。

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蔵の二階へとあがる階段を上りきったところ。

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階段を上りきったところはキャットウォークになっていて、吹き抜け空間を見渡すことができます。

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蔵も、一階と二階とを完全に分けてしまわずに、吹き抜けやキャットウォークをうあく組み合わせて使えば、明るい住まいとなり得るのです。この蔵を長年支えて来た太い地棟が、新しく住居として生まれ変わった蔵をも、支え続けてくれます。

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キャットウォークの一方の端を寝室にしました。落ち着いた小部屋です。

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キャットウォークのもう一方の端は物入れに。立派な地棟をいちばん真近に見ることができる場所です。

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蔵の一角にもうけた音楽室。木に囲まれた空間は、音をやわらかく響かせます。蔵作りで防音効果も申し分ありません。

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蔵座敷の角から縁側を見たところ。左奥が、改築した蔵住居、右側が、母屋との間の庭となります。

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前の写真の角を、蔵座敷の内側から見たところ。天井の板や、ベンガラ色に塗られた小壁、漆塗りの縁などが綺麗です。

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蔵座敷の書院部分。


守山市小島町の介護を見据えた家

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お母様と助産師をしている娘さんとの二人暮らしの家です。世代の違う者同士の生活様式を、うまく融合することが、この家のテーマでした。

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玄関をあがってすぐ右手にある6畳の和室は、娘さんが将来、自宅でマタニティー講座等をするのに使うことを見越して作りました。

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将来、娘さんが家での講座等を始めたとしても、仕事で来られる人の動線は、玄関からこの和室までで完結します。

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親子の生活空間のメインは、吹き抜けの下の大テーブル。台所側からは椅子に座って、畳側からは座卓として、寄り付きます。

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台所とリビングとの間は、大工がつくり付けた収納を置いただけで、ゆるく仕切りました。リビング側からは、配膳に使うものを簡単に取る事ができます。中が見えすぎないよう、棚の扉はすりガラスにしました。

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台所の奥の端には、洗面所、お風呂場と、お母様の居室。足の悪いお母様の動線を最小限にまとめました。

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吹き抜けのキャットウォークからリビングを見下ろしたところ。キャットウォークには、必要な時に白い階段をさしかけて登ることができます。

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キャットウォークの上部をスリット状の窓にしてあり、外の光をめいっぱい取り込むことができます。

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キャットウォークの両端には、収納庫が。かなりのものが納まるので、その分、一階はスッキリと、物をあまり置かずに暮らせます。昔の町家で「厨子二階(つしにかい=倉庫がわりに使われていた天井の低い二階)」につながる発想です。

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甍の波と軒とが作り出す風景は、日本の原風景です。