桂離宮とサヴォア邸をイメージしつつ
限界耐力計算で構造安全性を確かめた
木組み土壁石場建ての家
限界耐力計算で構造安全性を確かめた
木組み土壁石場建ての家
構造体にいっさい金物を使用していない
人の命と財産を護ることのできる家
人の命と財産を護ることのできる家
かねてより親交のある徳島の建築士、清水裕且氏が自身の母のために設計した家。限界耐力計算を使って構造安全性を確かめた、地覆組による石場建ての家です。構造体にはいっさい金物を使用しておらず、施工には、これまでの携わってきた構造実験で得たノウハウを全てつぎ込みました。「大工の勘」のような曖昧なものではなく、きちんと学術的な裏付けのあることばかりです。徳島の木頭杉を滋賀の宮内建築に運んで刻みをし、それを建設地である徳島に戻しての上棟。作業には、三重、高知、岡山、奈良の仲間たちが駆けつけてくれ、普段からのネットワークの大切さを感じます。上棟後は地元の工務店に引き継ぎました。
設計: 清水 裕且 竣工年: 2019年
規模: 木造平屋石場建て 用途: 住宅