設計者の庄治洋さんからの依頼で施工をさせていただきました。メイスンリーストーブのある吹き抜けを中心とした、鉄道ファンの心を満たすコーナーもある、楽しい家になりました。

スッキリとしたデザインでありながら、2階の通り面を板を縦張りにした木のぬくもりを感じさせる外観です。アプローチに京阪電車の古い枕木を埋め込みました。

節の無いきれいな板でつくった木製扉です。2階部分が張り出しているので、玄関扉をあけても雨がかかりません。

三畳の和室のを通り、花灯口風のやわらかい塗り壁をくぐると、薪を焚く蓄熱型暖房メイスンリーストーブのある板の間のリビングに至ります。

板の間は吹き抜けになった明るい板の間。メイスンリーストーブの壁面はベンチになっているので、火を焚くと座面があたたかくなります。掘りごたつ風の座卓で、正座の苦労なしに座の暮らしができます。

メンスリーストーブの裏面から二階にあがります。電車のホームの電光掲示板が天井から吊り下げられています。

キャットウォークから吹き抜け全体を見下ろしたところ。

メンスリーストーブから続いているキッチン。もちろん、クッキングストーブとして使えるようになっています。カウンターがあるおかげで、リビング側からはキッチンの様子は丸見えになることはなく、キッチン側からはリビングに居る人とコミュニケーションができます。

キャットウォークの突き当たりに、鉄道関係のコレクションを収納する趣味の部屋があります。

コレクションを収納する棚をつくりつけました。

2階の子供部屋からは、屋根の上にもあがれるようになっています。

裏側から見た夜景。リビングからもキッチンからもそのまま出られる広いウッドデッキで、夏に外でご飯を食べたり、洗濯物を干したりできます。