規格外のため普通は流通しない
9センチ角のヒノキ材でつくった
最大スパン5.4mの木造二階建て
9センチ角のヒノキ材でつくった
最大スパン5.4mの木造二階建て
伝統と現代の
知恵と技術が交差する
知恵と技術が交差する
9センチ角のヒノキ材のみで基本構造を組み上げました。京都市左京区に建設した、公益財団法人のための資料館です。規格外のため流通することのない安価な9センチ角のヒノキ材で最大スパン5.4mの木造二階建ての架構を構成しました。設計は森田一弥建築設計事務所。4寸角挟み梁工法を共同開発した、川端建築計画の川端眞氏にも協力していただいてます。細い材なので断面欠損を最小限にするために構造用長尺ビスで固定。継ぎ手の位置も分散させて強度を確保すると共に、何重にも組み合わされた大量の木材が、この建築の特徴的な意匠にもなっています。第 7 回京都建築賞、優秀賞受賞。
設計: 森田 一弥 竣工年: 2018年
規模: 木造2階建て 用途: 資料館
設計協力: 川端建築計画 写真: 表恒 匡