飯道山を望む家:四寸角挟み梁工法

挾み梁工法と
石場建ての家

間伐材利用として宮内建築で考案して特許も取った「挾み梁工法」と、伝統構法の真髄ともいえる独立基礎の上に柱が建つ「石場建て」を採用しながらも、モダンでスタイリッシュな家です。

飯道山を望む家4

金物を使わない木組みでここまで開放的な空間を実現する方法は、板倉構法・四寸角挟み梁工法・石場建ての組み合わせしかありません。

飯道山を望む家2

「飯道山を見ながら暮らしたい」という施主さんの要望を生かす。それがこの家の肝となりました。室内と広いデッキとが、ひとつながりになった一体感がたまりません。

飯道山を望む家6

三角と四角とが織りなすリズムが、スタイリッシュな外観を成しています。

飯道山を望む家8

横から見たところ。挟み梁が積層していって、屋根の勾配を作っています。足元は、礎石に柱を直接置く「石場建て」です。

飯道山を望む家10

家の隅に、床に埋め込んだ浴槽があり、お風呂に入りながら素晴らしい眺望を満喫できます。

飯道山を望む家12

これが四寸角挟み梁工法。四寸角の梁を向かい合わせ、両方からつなぎ材を挟み込みます。高さ違いで二組の梁がつなぎ材を挟むことを、どんどん繰り返していくことで、柱を立てることなく、梁材を延長していくことができます。耐力を保ちながら、長いスパンを飛ばせるのが、利点で、伝統木造で広い開放的な空間を造り出すのに効果的な方法です。

飯道山を望む家15

開放的なリビングにメイスンリーストーブと、リビングに面しているオープンキッチン。

飯道山を望む家17

梁から三本レールの鴨居を吊り、障子をたてて囲った四畳半の和室。

飯道山を望む家19

障子を閉めると、このように行灯になります。

飯道山を望む家20

広いデッキと、深く出た軒が、雨風から家を守りつつ、冬の陽射しを取り込みます。

飯道山を望む家

夜、ライトアップすると、ガラス越しにライトアップされた挟み梁の木組みが綺麗です。

施工例一覧

  • 朝田善之助記念館

    積層する9センチ角の
    ヒノキ材が生み出す都会の森

  • 設計士が母のために建てた家

    気鋭の建築家による、
    現代の木組み土壁石場建て

  • 天川の風が吹く家

    繊細なセンスに貫かれ
    天川材に満ちた家

  • 記憶を継ぐ家:石場建て

    170年間建っていた家を
    この先170年もつように建てなおす

  • 飯道山を望む家:四寸角挟み梁工法

    挾み梁工法と
    石場建ての家

  • 信楽のまあるい家

    木組で美しい曲面を実現!

  • 京町の家:四寸角挟み梁工法

    水中貯木材による
    四寸角挾み梁工法の家

  • 南郷洗井堰の離れ 美濃屋:石場建て

    石場建てで建てた
    男の離れ

  • 北山台のバイク乗りの家

    とことん趣味に走った家

  • 鉄道ファンの夢を叶えた家

    好きなことを楽しむ
    遊び心いっぱいの家

  • 長浜の家

    大家族が大木の下に
    集うようにして住む家

  • 石山寺の空を望む家

    光とたわむれ
    風景と一体になれる家

  • 今出川の家

    京町家の佇まいを現代に

  • 奈良市右京の光あふれる家

    光庭のある
    スタイリッシュな家