間伐材利用として宮内建築で考案して特許も取った「挾み梁工法」と、伝統構法の真髄ともいえる独立基礎の上に柱が建つ「石場建て」を採用しながらも、モダンでスタイリッシュな家です。
![飯道山を望む家4](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/4d1de902c2eea0918464b0c36b04664f-900x602.jpg)
金物を使わない木組みでここまで開放的な空間を実現する方法は、板倉構法・四寸角挟み梁工法・石場建ての組み合わせしかありません。
![飯道山を望む家2](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/87c0a5e5ec9369bf6b8448ba0012a951-900x602.jpg)
「飯道山を見ながら暮らしたい」という施主さんの要望を生かす。それがこの家の肝となりました。室内と広いデッキとが、ひとつながりになった一体感がたまりません。
![飯道山を望む家6](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/8238c758cdf90ca3d28a9b9ac3820361-900x602.jpg)
三角と四角とが織りなすリズムが、スタイリッシュな外観を成しています。
![飯道山を望む家8](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/eaf6a894281c983ba34649b1a831dbbc-900x602.jpg)
横から見たところ。挟み梁が積層していって、屋根の勾配を作っています。足元は、礎石に柱を直接置く「石場建て」です。
![飯道山を望む家10](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/1fabb53223a5e7a3335008ae1ee41603-598x900.jpg)
家の隅に、床に埋め込んだ浴槽があり、お風呂に入りながら素晴らしい眺望を満喫できます。
![飯道山を望む家12](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/791f673367d36bd9428846a9c2148857-900x598.jpg)
これが四寸角挟み梁工法。四寸角の梁を向かい合わせ、両方からつなぎ材を挟み込みます。高さ違いで二組の梁がつなぎ材を挟むことを、どんどん繰り返していくことで、柱を立てることなく、梁材を延長していくことができます。耐力を保ちながら、長いスパンを飛ばせるのが、利点で、伝統木造で広い開放的な空間を造り出すのに効果的な方法です。
![飯道山を望む家15](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/df36b7aeebe15f4c470dce54afa5ade6-900x598.jpg)
開放的なリビングにメイスンリーストーブと、リビングに面しているオープンキッチン。
![飯道山を望む家17](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/97174ca0e920adaa215738a98f3b0268-900x598.jpg)
梁から三本レールの鴨居を吊り、障子をたてて囲った四畳半の和室。
![飯道山を望む家19](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/c13ced1c8e27c7b44f39b7048ff45533-900x598.jpg)
障子を閉めると、このように行灯になります。
![飯道山を望む家20](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/254e3ecffcb9e4929fbb48ad216a21ff-900x634.jpg)
広いデッキと、深く出た軒が、雨風から家を守りつつ、冬の陽射しを取り込みます。
![飯道山を望む家](https://miyauchi-kenchiku.jp/conten2/wp-content/uploads/2014/07/f4b802edfb8ae94c51a78b4a7de036e7-900x675.jpg)
夜、ライトアップすると、ガラス越しにライトアップされた挟み梁の木組みが綺麗です。